概要
このレポートで説明されている手順では、macOSでAutomatorを使用してクイックアクションを作成する方法を説明します。このクイックアクションは、テキストをファイル名に適した形式に変換するために使用できます。変換プロセスでは、特殊文字を削除し、テキストを小文字に変換し、スペースをハイフンに置き換えます。
手順
- Automatorを開く
Cmd + Space
を押してSpotlightを開き、「Automator」と入力し、Enter
を押します。
- 新しいサービスを作成する
- Automatorアプリで「Quick Action」(以前は「Service」と呼ばれていました)を選択し、「Choose」をクリックします。
- クイックアクションを設定する
- 新しいウィンドウの上部で、「Workflow receives current」のドロップダウンメニューを「text」に変更します。
- 「in」ドロップダウンが「any application」に設定されていることを確認します。
- 「Run Shell Script」アクションを追加する
- 左側の検索バーに「Run Shell Script」と入力し、アクションを右側のペインにドラッグします。
- 「Run Shell Script」アクションを設定する
- 「Pass input」を「as arguments」に変更します。
- 以下のスクリプトをテキストボックスに貼り付けます。
for text_input in "$@"
do
echo "$text_input" | sed 's/[^a-zA-Z0-9 ]//g' | tr '[:upper:]' '[:lower:]' | sed 's/ /-/g'
done
- 「Copy to Clipboard」アクションを追加する
- 左側の検索バーに「Copy to Clipboard」と入力し、アクションを右側のペインに、「Run Shell Script」アクションの下にドラッグします。
- クイックアクションを保存する
Cmd + S
を押してクイックアクションに名前を付け(例:「テキストをファイル名に変換」)、保存します。
これで、スクリプトはmacOSサービスをサポートするテキストエディタの右クリックコンテキストメニューから使用できるようになりました。
スクリプトの使用方法:
- テキストエディタでテキストブロックを選択します。
- 選択したテキストを右クリックします。
- 「Services」または「Quick Actions」(macOSのバージョンによって異なります)に移動します。
- 「テキストをファイル名に変換」アクションを選択します。
処理されたテキストがクリップボードにコピーされ、必要な場所に貼り付けることができます。
結論
Automatorを使用してmacOSのクイックアクションを作成することは、テキストをファイル名に適した形式に変換するなどの繰り返しタスクを自動化することで、ワークフローを簡素化する便利な方法です。このレポートでは、macOSのさまざまなアプリケーションで使用できるクイックアクションの作成に関する詳細な手順を提供しました。これにより、生産性を向上させ、テキスト編集プロセスを簡素化したい人にとって重要なツールになります。