rbenvとautoenvを組み合わせて使う方法
このブログでは、Rubyのバージョンと環境変数をシームレスに管理するために、rbenvとautoenvの力を組み合わせる方法について説明する予定です。この記事を読み終わる頃には、Rubyの開発環境をより良いものにするために、これらのツールを一緒に使う方法を明確に理解していることでしょう。 注意: このチュートリアルでは、rbenvとautoenvをインストール済みであることを前提としています。まだインストールしていない場合は、rbenvとautoenvのインストール手順にしたがってください。 なぜ rbenv と autoenv を一緒に使うのか? rbenvは複数のRubyのバージョンを簡単に管理することができる強力なツールです。一方、autoenvはプロジェクトディレクトリに特化した環境変数を管理するのに役立ちます。この2つのツールを併用することで、手動で操作することなく、各プロジェクトで正しいRubyのバージョンと環境変数を使用することができます。 rbenv と autoenv の設定 例題に入る前に、autoenvがrbenvと連動するように設定しましょう。これを行うには、プロジェクトディレクトリに新しい .env ファイルを作成し、以下の行を追加します: export RBENV_VERSION=$(cat .ruby-version) export PATH="$HOME/.rbenv/shims:$PATH" 最初の行は、.ruby-versionファイルの内容に基づいて環境変数 RBENV_VERSION を設定します。2行目は rbenv shims ディレクトリが PATH にあることを確認し、Ruby コマンドを実行するときに正しい Ruby バージョンが使われるようにします。 Example 1: Rubyのバージョンを切り替える 2つのプロジェクトがあるとします: project_aとproject_bの2つのプロジェクトがあるとします。このとき、project_aにはRubyのバージョン2.7.4を、project_bにはRubyのバージョン3.0.2を使いたい。ここでは、rbenvとautoenvを使用してこれを実現する方法を説明します: 各プロジェクトディレクトリに .ruby-version ファイルを作成する: echo "2.7.4" > project_a/.ruby-version echo "3.0.2" > project_b/.ruby-version 各プロジェクトディレクトリに、前述の内容で .env ファイルを作成する: cp .env project_a/ cp .env project_b/ これで project_a や project_b に移動すると、 autoenv が自動的に RBENV_VERSION を設定し、 PATH を調整して正しい Ruby バージョンを使用するようになります。...